20世紀西洋人名事典 「J.エルブラン」の解説
J. エルブラン
Jacques Herbrand
1908.2.12 - 1931.7.27
フランスの数学者。
パリ生まれ。
パリで教育をうけ、17才でエコール・ノルマル・シュペリユールに入り、3年後に最初の数理論理学の論文をパリの科学アカデミーに発表、翌年博士論文「エルブランの定理」の定式化を行う。兵役に服した後、ロックフェラー奬学金でベルリンで学び、ハンブルグとゲッティンゲンでも研究。登山中の事故で死亡。短い生涯であるが数理論理学に新しい概念を導入、数体論に業績を残す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報