20世紀西洋人名事典 「J.ライト」の解説
J. ライト
Judith Wright
1915 -
オーストラリアの詩人,評論家。
シドニー北方アーミデール開拓地出身。
本名J.P.Mckinney。
シドニー大学で学び、英国、ヨーロッパに留学する。帰国後の1938〜48年はシドニー大学、クイーズランド大学で教鞭をとる。’46年の処女詩集「うつろうイメージ」、’78年の「自選集1942〜76」を始め十数冊を刊行し、各種の賞を受ける。また、文学研究、評論も多く、「豪州詩の重要な関心事」(’65年)を著している。他に、童話や短編小説集を書き、環境保全協会会長も務めた。アーミデール開拓地の名家出身で、この家系の伝記を書いた「代々の人々」(’59年)は代表作の一つとなった。
J. ライト
Jerauld Wright
1898.6 - ?
米国の軍人。
元・米国駐中華民国大使。
海軍大将で1952年に東大西洋・地中海方面米艦隊司令官、’54〜60年NATO軍大西洋海軍最高司令官を務める。’63年4月に米国駐中華民国大使に任命された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報