20世紀西洋人名事典 「J.C.マリアテギ」の解説
J.C. マリアテギ
José Carlos Mariátegui
1894.6.14 - 1930.4.16
ペルーの作家,政治家。
モケグア生まれ。
1919年奨学金を得て、イタリアで4年間過ごし、自由主義の危機、ファシズムの台頭などロシア革命直後の大変動を経験。帰国後、ゴンサレス・プラダ人民大学で「世界危機」について講義。’23年ペルー左翼運動の中心的存在となり、レギア独裁政権の弾圧を受ける。’26年「アマウタ」を発刊。’28年「ペルーの現実解釈のための七試論」を刊行し、同年ペルー社会党、’29年ペルー労働総同盟を創設。マルクス主義の土着化を目指す。彼の思想はコミンテルンには認められなかったが、その影響はラテンアメリカを越えている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報