K一三五遺跡(読み)けーひやくさんじゆうごいせき

日本歴史地名大系 「K一三五遺跡」の解説

K一三五遺跡
けーひやくさんじゆうごいせき

現在は完全に埋没した河川(旧琴似川に関連する支流)流域、標高一六メートル前後に営まれた遺跡。国鉄(現JR)札幌駅の高架化事業に伴って昭和五九、六〇年(一九八四、八五)、同六三年、平成元年(一九八九)の三次にわたって発掘が行われ、続縄文時代前期の恵山式土器後期の後北C2―D式土器が発見されている。遺跡の主体部は現在の札幌駅ホームの北側にあたる四丁目地点で、明治二〇年代に当時の北海道炭礦鉄道株式会社の停車場の付属施設の工事で、土器・石器が三層から出土したとの記述があり(札幌沿革史)、一次の発掘では七層にわたって焚火跡、遺物が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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