停車場(読み)テイシャジョウ

デジタル大辞泉 「停車場」の意味・読み・例文・類語

ていしゃ‐じょう〔‐ヂヤウ〕【停車場】

1」に同じ。古めかしい言い方。ていしゃば。

ていしゃ‐ば【停車場】

ていしゃじょう(停車場)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「停車場」の意味・読み・例文・類語

ていしゃ‐ば【停車場】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] station の訳語 ) =ていしゃじょう(停車場)
    1. [初出の実例]「一番汽車にうち乗り新橋の停車場(テイシャバ)を立出でぬ」(出典風俗画報‐五三号(1893)漫録)

停車場の語誌

ステーション」は、「停車場」が用いられる以前から使われていたが、明治中期からは「停車場」にとってかわられた。昭和になると「駅」が一般的となる。


ていしゃ‐じょう‥ヂャウ【停車場】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] station の訳語 ) 列車電車などの発着旅客乗降手荷物貨物の積卸し、列車編成車両入れ換えなどのために設けられた施設。駅。ステーション。ていしゃば。
    1. [初出の実例]「這(こ)は是れ仏国巴里府の停車場(テイシャヂャウ)」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉付録)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「停車場」の意味・わかりやすい解説

停車場
ていしゃじょう

駅、信号場操車場をさす鉄道用語。「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」(平成13年国土交通省令第151号)に「駅、信号場及び操車場をいう」と定義されている。

 同省令では、駅とは旅客の乗降または貨物の積み下ろしを行うために使用される場所、信号場とはもっぱら列車の行き違いまたは待ち合わせを行うために使用される場所、操車場とはもっぱら車両の入換えまたは列車の組成(編成)を行うために使用される場所と、それぞれ定義されている。

[大澤伸男]

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改訂新版 世界大百科事典 「停車場」の意味・わかりやすい解説

停車場 (ていしゃじょう)
station

鉄道施設のうち,列車を発着させて,旅客の乗降,貨物の積卸し,列車の待合せ,行違い,車両の入換え,列車の組成などを行う施設の総称。停車場には,運転上必要なさまざまな業務機関として機関区,電車区,保線区,電気区などが配置される場合が多く,鉄道の輸送業務の基地とも称すべきものである。停車場をその業務内容によって,列車を停止させ旅客または貨物の取扱いを行う,もっぱら列車の組成または車両の入換えをする操車場,列車の行違い,待合せをするための施設で,旅客,貨物は扱わない信号場の3種に分類することもあるが,一般には駅のことを停車場という場合が多い。
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百科事典マイペディア 「停車場」の意味・わかりやすい解説

停車場【ていしゃじょう】

〈ていしゃば〉とも読む。列車が発着する場所。旅客・貨物を取り扱う駅,列車の編成,車両の入替えなどを行う操車場,列車の行違い,待合せのみを行う信号場の3種がある。一般には駅のことを停車場とよぶことが多い。

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世界大百科事典(旧版)内の停車場の言及

【駅】より

…本項では,この現代の駅について記述する。
[定義]
 普通鉄道構造規則(運輸省令)により,停車場とは,駅,操車場,信号場をいう,と定められており(停車場),駅とは列車を止めて旅客,貨物を取り扱うために設けられた場所,と定められている。上記は主として施設面に着目した駅の定義であるが,駅は旅客,貨物取扱いの対外的な窓口であり,営業面に着目すれば,鉄道に限らず索道事業(ケーブルカーなど)における乗降場等も含めて駅と呼称することが一般的に定着している。…

※「停車場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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