知恵蔵mini 「KAGURA」の解説 KAGURA 宇宙から飛来する重力波を観測する望遠鏡の一つ。2019年に東京大学宇宙線研究所などが岐阜県飛騨市の地下に建設した。重力波観測望遠鏡の建設は欧米に次いで3例目で、アジア圏では初めて。重力波とは、ブラックホールなどの非常に大きな質量をもつ物体が動いたときに生じる時間と空間のゆがみが、光速でさざ波のように宇宙空間へ伝わる現象のこと。ほかの重力波観測望遠鏡や光を見る従来型の望遠鏡と組み合わせることで、より多面的に宇宙の構造を解明できると期待されている。かぐらは20年2月より本格的に観測を開始し、米国の重力波観測望遠鏡「LIGO(ライゴ)」やイタリアの「Virgo(バーゴ)」とともに共同観測を行う。 (2020-2-27) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by