20世紀西洋人名事典 「Lスピッツァー」の解説
L(Jr.) スピッツァー
Lyman(Jr.) Spitzer
1914.6.26 -
米国の天体物理学者。
プリンストン大学教授,プリンストン天文台台長。
オハイオ州トリード生まれ。
卒業後、ケンブリッジ大学で学び、プリンストン大学でH.N.ラッセルのもとで学位を取得した。’47年にプリンストン大学の天文学教授となり、プリンストン天文台の台長も兼務する。恒星大気、星間物質、核エネルギー進化の研究で著名で、宇宙塵の偏光から星間磁場説に基づき、スピッツァー・ツヴィッキー機構を唱えた。他に、原始星モデルの進化や宇宙の化学組成と化学元素の進化から、太陽系紀源論など広範囲に渡って研究をした。主な著作に「Physics of Fully Ionized Gases」(’56年)、「Physical Processes in the Interstellar Medium」(’78年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報