20世紀西洋人名事典 「L.T.ホグベン」の解説
L.T. ホグベン
Lancelot Thomas Hogben
1895.12.9 - 1975.8.22
英国の動物学者,生物統計学者,科学啓蒙家。
元・ロンドン大学社会生物学教授,元・バーミンガム大学医学統計学教授,元・ギアナ大学副総長。
サウスシー(ハンプシャー)生まれ。
ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジを卒業し、さらにロンドン大学で学び、マクギル大学教授やケープタウン大学教授を経て、1930年ロンドン大学社会生物学教授、’47年バーミンガム大学医学統計学教授を歴任し、’63年南アメリカのギアナ大学副総長となる。フェビアン社会主義の立場から科学啓蒙運動で活躍し、「百万人の数学」(’36年)や「市民の科学」(’38年)は戦後の日本の理科教育の改革に大きな影響を与える。他の著書に「コミュニケーションの歴史」(’48年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報