NATOの核共有

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NATOの核共有

北大西洋条約機構(NATO)の核共有 米国の核兵器をNATO加盟国内の基地に配備し、有事に共同運用する仕組み。東西冷戦期、通常戦力で優勢だったソ連に対抗するため1950年代から導入された。米専門家によると配備先はドイツ、イタリア、オランダベルギートルコの5カ国。現在も100発程度が配備されており、その大半が核共有用とされる。平時米軍の管理下に置かれ、米国と同盟国双方が決断しなければ核使用できない。受け入れ国側は核搭載用戦闘機などを用意する。有事に管理権が非核保有国に移ることを想定しているため、核拡散防止条約(NPT)違反との指摘もある。

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