ハッサン2世大モスク(読み)ハッサンにせいだいモスク

世界の観光地名がわかる事典 「ハッサン2世大モスク」の解説

ハッサンにせいだいモスク【ハッサン2世大モスク】

モロッコ最大の都市カサブランカにある、同国最大のモスク。高さ200mのミナレットがそびえ立つ。前国王ハッサン2世の発案で、1986年から8年かけて建造された。内部には2万5000人、敷地には8万人が一度に礼拝できる。伝統的な建築工法を用い、モロッコ全土から3300人もの職人を集めて、すべて手作りで緻密な装飾を施した。身体を清める泉や浴場、神学校、図書館博物館カフェなどが併設され、そのすべてが税金寄付金で建てられた。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報