カフェ(英語表記)café

翻訳|cafe

大辞林 第三版の解説

カフェ【café】

〔カフェーとも〕
コーヒー店。喫茶店。
〔大正・昭和初期の語〕 女給のいる洋風の酒場。カフエ。キャフェ。

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百科事典マイペディアの解説

カフェ

コーヒーまたはコーヒー店の意。17―18世紀フランスや英国で流行し一種の社交場となった。日本では1888年東京下谷黒門町に可否茶館が開かれたのが最初で,1911年銀座日吉町にカフェ・プランタン,同年銀座尾張町にカフェ・ライオン,次いでカフェ・パウリスタができ,大正末には全国に普及した。形態はバーに近く,女給を置いて飲食のサービスをする一種の遊興場であった。
→関連項目オープン・カフェ

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デジタル大辞泉プラスの解説

カフェ

セガトイズとホリプロが共同開発したキャラクターシリーズ「お茶犬」のキャラクター。お茶ではなくコーヒーがモチーフ。体の色は黒く、耳はコーヒー豆の形をしている。

カフェ

バラの園芸品種名。木立ち性で、茶色がかったオレンジ系の花色大輪の花をつける。四季咲き。作出国はドイツ。枝変わりにピンク系の「コーヒー・ルンバ」がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

カフェ【café[フランス]】

〈カフェ〉とはもともと〈コーヒー〉を意味していたが,やがて転じて〈コーヒーを飲ませる店〉をも指すようになった。このような店は,アラビアのメッカでは,すでに15世紀から存在していたらしいが,エジプト,トルコを経,ベネチアを窓口としてヨーロッパに伝わった。フランスでは,17世紀半ば,中東との貿易港マルセイユにまず姿を現す。1672年,パリにも,ごく簡単な屋台のカフェが出現したが,1686年シチリアの人プロコープProcopeが,現在のアンシエンヌ・コメディ街に本格的な店を構えたのが,カフェ隆盛の発端となった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

カフェ

〘名〙 (café)⸨カフェー⸩
① コーヒー。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二「西印度より来るものは、蔗糖、煙草、加非(カッフェー)、棉花、皮革、樹膠(ゴム)等なり」
(イ) コーヒーを中心にした喫茶店
※うたかたの記(1890)〈森鴎外〉上「学校の向ひなる、『カッフェエ、ミネルワ』といふ店に入りて」
(ロ) 女給が接待し洋酒等を飲ませる、明治末から昭和初期の日本に見られた洋風の飲食店。現在のキャバレー、バー、喫茶店等の要素をあわせ持っていた。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉ハイカラ紳士「未だ僕は珈琲店(カフェー)の女の臍繰を巻上げて代理公使から叱られた事は無い!」

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世界大百科事典内のカフェの言及

【オーストリア】より

…そして,農村の生活が古俗豊かで堅実,地味,朴とつであるのに比べて,ウィーンの典雅で華麗な雰囲気はまことに対照的である。その都市文化はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団や国立オペラ劇場,ブルク劇場あるいはフォルクスオペラ劇場,ウィーン少年合唱団の華やかな名声でもって最もよく象徴されるが,市民の生活を特徴づけるものはカフェである。ウィーンはおそらくヨーロッパで一番カフェの多い街である。…

【喫茶店】より


[ヨーロッパ]
 コーヒーとともに普及したヨーロッパの喫茶店は,西アジア起源のものである。17世紀にフランスやイギリスに生まれたカフェやコーヒー・ハウスcoffee houseは,とくに重要な社会的・文化的・政治的な機能をもった。 フランスのカフェはトルコから伝わり,マルセイユ(1654)経由で普及し,異説もあるが,1672年パリ最初のカフェがアルメニア人パスカルによって始められたといわれる。…

【コーヒー】より

…特有の芳香と快い苦みがある。カフェインを含むため,神経を興奮させる作用をもつ。〈珈琲〉の字があてられる。…

※「カフェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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