《our own n-layered integrated molecular orbital and molecular mechanics》巨大な高分子の構造や化学反応などを計算する手法の一。たんぱく質などの高分子を構成する原子間にはたらく力を、量子力学を厳密に適用して計算するには、その計算量が膨大になり、古典力学で計算すると精度が低くなる。そこで、計算精度の異なる階層構造を組み合わせて最適解を得るもの。 [補説]平成8年(1996)計算化学者の諸熊奎治によって考案された。名称は、タマネギ(オニオン)のように何階層にもわたって計算を行うことにちなむ。