オニオン(読み)おにおん(英語表記)onion

翻訳|onion

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オニオン」の意味・わかりやすい解説

オニオン
おにおん
onion

タマネギ英名オニオンには多くの栽培種があり、品種改良も行われて、いろいろな大きさ、形、香味のものがつくりだされている。収穫したオニオンの球根部は乾燥されて、スライスド(薄切り)、チョップド(あら切り)、ミンスド(みじん切り)、顆粒(かりゅう)、粉末などにされ、使用目的にあわせて使われている。この乾燥したオニオン顆粒や粉末100グラムに、水1.3リットルを加えると、なまのオニオン1キログラムに相当する香味が得られ、刺激性の甘い香り、辛味のほかに、ほろ苦味を有する。スープ、グレービーソースドレッシングケチャップ、サラダ、オムレツ、ひき肉料理、肉団子、チャーハン、ミートソースシチュー、カレーなどの料理に広く使われる。もっとも手軽な、だれにでもやさしく利用できる香辛料といえる。

[齋藤 浩]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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