OTH-Bレーダ(読み)オーティーエイチビーレーダ(その他表記)Over The Horizon Radar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「OTH-Bレーダ」の意味・わかりやすい解説

OTH-Bレーダ
オーティーエイチビーレーダ
Over The Horizon Radar

超水平線レーダ。正式には超水平線後方散乱型レーダという。水平線の向う側を飛ぶ航空機や巡航ミサイル探知のため,1970年代から開発が進められた。普通のレーダより波長の長い短波を使用し,電離層に反射した短波が地表に当って同じコースを戻ってくるのを受信するシステム。発進アンテナ,受信アンテナ双方とも大型のものを必要とする。探知能力は約 3000km。アメリカは OTH-Bレーダを建設していたが冷戦が終結したため,実験評価を行なったあと,非活動状態にしている。日本も中期防衛力整備計画で導入を計画していたが,約 1000億円近い経費が必要なことと旧ソ連の脅威が低下したため導入は立消えとなった。

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