20世紀西洋人名事典 「P.M.ワールブルク」の解説
P.M. ワールブルク
Paul Moritz Warburg
1868 - 1932
米国の銀行家。
元・国際引受銀行会長。
ハンブルク(ドイツ)生まれ。
父は1898年に新設されドイツの大銀行に発展したワールブルク商会の経営者。1894年から同社に数年間参加したが、その後ニューヨークに渡り、1902年銀行クーン・ローブ商会に社員として勤める。’11年アメリカの市民権を得、米国にヨーロッパのような中央銀行を設置するよう尽力したが、統一的な中央銀行は設立されなかった。’14年から連邦準備制度理事会のメンバーを4年間務めた。その後国際引受銀行会長に就任し、米国の金融政策に大きな影響力をもった。又信託会社、鉄道会社の重役も務める。著書「連邦準備銀行制度」(’30年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報