P-Rating

ASCII.jpデジタル用語辞典 「P-Rating」の解説

P-Rating

AMDCyrixなどのIntel互換CPUベンダーが、Intel製のPentiumプロセッサーとの性能比較が型番からひと目で分かるように、CPU本来のクロックの代わりに使用する値。P-Ratingでは、Ziff-Davisが開発したアプリケーションベンチマークテストであるWinStone 96 を利用し、何MHzのPentiumと同等の性能を持つかを数値で示している。最終的なアプリケーションの実行性能をベースとしているため、ユーザーにとっては、互換CPUの性能を簡単に把握できるというメリットがある。しかし半面、アプリケーションベンチマークテストでは、システムのメモリー性能やグラフィックス性能、ファイルI/O性能など、CPU以外の性能の影響も結果に及ぶことから、互換CPUを購入したとしても、P-Rating値どおりのクロックを持つPentiumと同等の性能が得られる保証はないので注意が必要である。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android