20世紀西洋人名事典 「R.インガルデン」の解説
R. インガルデン
Roman Ingarden
1893.2.5 - 1970.6.18
哲学者,文芸理論家。
クラクフ生まれ。
ポーランドの哲学者。ドイツに留学して、フッサールに師事した。レンベル大学、クラクフ大学で教鞭を取ったが、第二次世界大戦のあおりで、観念主義者として追放された。復帰後、ドイツ現象学の影響で存在論を展開した。主著「文学的芸術作品」(1931年)、「芸術存在論の研究」(1962年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報