20世紀西洋人名事典 「R.H.フィッツ」の解説
R.H. フィッツ
Reginald Heber Fitz
1843.5.5 - 1913.9.30
米国の病理学者。
元・ハーバード大学教授。
チェルシ生まれ。
ハーバード大学卒業後ウィーン、ベルリンで病理学を研究。帰国後講師、助教授を経て、ハーバード大学病理学教授となる。またマサチューセッツ総合病院の病理部長として臨床を兼務、急性虫垂炎と膵臓炎の研究を行い「虫様突起炎」の病名の使用、虫垂炎と腹膜炎との関係(フィッツ徴候群)の研究で知られ、虫垂炎の外科的治療を提案。また膵臓炎の研究では急性膵臓炎を出血性、出血化膿壊疽性、広汎脂肪壊疽性の3型に分類し早期手術の実施に貢献。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報