最新 地学事典 「Re-Os法」の解説
レニウム・オスミウムほう
Re-Os法
rhenium-osmium method
187Reが半減期416億年(壊変定数l=1.666×10−11/年)でb−壊変し,187Osになることを利用した年代測定法。187Re/188Osと187Os/188Osのアイソクロンの傾きから年代値が求められる。Re・Osともに親銅・親鉄元素であることと,有機物に濃集しやすい性質があるため,硫化鉱物・隕石・黒色頁岩・原油などの数値年代決定に活用されている。アイソクロンの切片(Os同位体比初期値)は金属元素の供給源を読み解くプロキシとして用いられる。鉱物学的にReに富み,初生Osに乏しい輝水鉛鉱の場合は1試料で数値年代決定が可能。
執筆者:野崎 達生
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

