20世紀西洋人名事典 「T.ウィゼバ」の解説
T. ウィゼバ
Teodor de Wyzewa
1863 - 1917
象徴主義の理論家。
ポーランド生まれ。
本名Teodor〉 T.〈Wyzewski ビゼフスキ。
6歳の時、フランスに移る。1885年「ワーグナー評論」誌を創刊し、「ワーグナーの芸術」を発表して、一躍象徴主義の理論家として注目された。さらに、第3次「独立評論」誌によって、S.マラルメを中心とする象徴主義理論の基礎を築いた。また、19世紀末の外国文学紹介者としての役割を果たす。主な著書に、「われらの師」「モーツアルト、生涯と作品」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報