知恵蔵 の解説
T2アジア太平洋卓球リーグ
このリーグ戦には男子15人、女子17人、計32人の世界的な卓球選手が参戦している。32人の選手を男女混合の4チームに分けてリーグ戦を行うのだが、6月と7月に行われた2ラウンドは1チーム当たり男女3人ずつの6人、4チームあるので計24人が参加するシングルス戦が行われた。ラウンドは6月から12月まで六つのレギュラーラウンドとグランドファイナルの計7ラウンドが開催され、全228試合が行われる予定となっている。
日本からはリオデジャネイロ五輪男子シングルス銅メダリストの水谷隼、2017卓球世界選手権男子シングルスベスト8で中学2年生の張本智和、2017卓球世界選手権女子ダブルス銅メダリストで高校2年生の早田ひな、2015東アジアホープスで優勝した中学1年生の木原美悠の4人が参戦している。
このリーグ戦は独自のルールを採用しており、試合は24分制で行われている。1ゲームは11ポイント先取でデュースはなく、24分の間に何ゲーム取れるかを争う試合である。なお24分経過した時点で試合は終了となり、最後のゲームはポイントの多い側が取る形となる。もし8-8といった同点で24分を迎えた場合は、次のポイントを取った側がそのゲームを取ることができる。また22分を過ぎてから新しいゲームに入る場合は、5ポイントを先取した側がゲームを取る形になる。この22分を過ぎてから入る5ポイント制の新しいゲームのことを、キルゾーンと呼んでいる。順位はチームが取得したゲームの総数によって決まる。
(場野守泰 ライター/2017年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報