20世紀西洋人名事典 「Y.ドラージュ」の解説
Y. ドラージュ
Yves Delage
1854 - 1920
フランスの動物学者。
元・ロスコフ臨海実験所長。
当初医学の勉強をするが、ラカーズ・デュティエの影響で動物学に転向する。パリ大学動物学教授やロスコフ臨海実験所の所長として活躍するが、眼病に侵され、引退。同臨海実験所で実験を行う。獲得形質の遺伝を主張する新ラマルク主義的な立場を取り、未受精卵にゾル化とゲル化を起こさせる薬品を作用させ、人為的に単為生殖を起こさせる事に成功した。「抄録年報」を刊行した事でも知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報