20世紀西洋人名事典 「Y.マリク」の解説
Y. マリク
Yakov Aleksandrovich Malik
1906 - 1980.2.11
ソ連(ウクライナ)の外交官。
元・駐日ソ連大使,元・駐英ソ連大使。
ウクライナ共和国生まれ。
養成所を卒業後、外務人民委員部に入り、1939年駐日大使館参事官、’42年駐日大使。’45年日ソ開戦で帰国。戦後、対日理事会政治顧問、外務次官、国連代表を歴任。’48〜53年国連安保理事会首席代表。’53〜60年駐英大使。その間’52〜61年党中央委員候補。’55〜56年日ソ国交正常化ロンドン交渉のソ連側全権を務める。’67年ソ連国連代表などを務めたが、’76年自動車事故で引退する。レーニン賞を2回、赤旗章も受章している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報