がくん(読み)ガクン

デジタル大辞泉 「がくん」の意味・読み・例文・類語

がくん

[副]急に強い衝撃を受けるさま。また、急に、折れ曲がったり、はずれたり、大きく数量が減ったりするさま。「自動車がくんと止まる」「ひざががくんとなる」「客足がくんと減る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「がくん」の意味・読み・例文・類語

がくん

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることが多い ) 物が急に動いたり、揺れたり、はずれたりするさま。また、衝動を受けて、人が急に弱るさまや、ある物事段階が急に落ちるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「首がガクンガクンするほど体を揺(ゆす)ぶった」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴本性)
    2. 「てれて、がくんとあごをひき」(出典:堅塁奪取(1950)〈福田恒存〉)

がくんの補助注記

「がくり」に比べると、やや衝動が強く、また急な場合を表わしている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む