のの字(読み)ノノジ

デジタル大辞泉 「のの字」の意味・読み・例文・類語

の‐の‐じ【のの字】

ひらがなの「の」や、それに似た形。また、「の」を書くときのように右回りにまわすこと。「ねじのの字に回して締める」→のの字を書く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「のの字」の意味・読み・例文・類語

の‐の‐じ【のの字】

〘名〙
① 「の」という文字。また、その形。つっかい棒や杖をついた姿などにたとえる。特に、ひらがなの「の」の字をかたかなの「ノ」に対して「まるののの字」ともいう。
連理秘抄(1349)「ののじ、一座一句といへども、いまだ一切見ざる所也」
② 「の」という文字を指で書くこと。手持無沙汰であったり、もじもじしたりすることにいう。
浄瑠璃摂州合邦辻(1773)上「俊徳の、膝にのの字の総鹿子おぼこは恋の真身かや」

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