ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アントニア」の意味・わかりやすい解説
アントニア(小)
アントニア[しょう]
Antonia, Minor
[没]後37
古代ローマの政治家 M.アントニウスとオクタウィアの下の娘。 N.C.ドルススと結婚し,ゲルマニクス,リウィラ,皇帝クラウディウス1世を産んだ。 31年セヤヌスの陰謀をチベリウス帝に知らせた。孫ガイウス・カエサル (カリグラ) が帝位につくと,彼女は多くの栄誉を与えられたが,のちにガイウス・カエサルを批判したため自殺を強いられたといわれる。
アントニア(大)
アントニア[だい]
Antonia, Major
[没]?
古代ローマの政治家 M.アントニウスとオクタウィアの上の娘。リキウス・ドミチウス・アヘノバルブスの妻となり,グナイウス (ネロの父) ,ドミチア,ドミチア・レピダ (V.メッサリナの母) を産んだ。
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