クロミェルジーシュの庭園群と城(読み)クロミェルジーシュのていえんぐんとしろ

世界遺産詳解 の解説

クロミェルジーシュのていえんぐんとしろ【クロミェルジーシュの庭園群と城】

1998年に登録されたチェコの世界遺産(文化遺産)。クロミェルジーシュは、南モラヴィア地方の中心都市ブルノ北方にある町。クロミェルジーシュ宮殿は、1497年に司教スタニスラス・トゥルツォによって建てられた、後期ゴシック様式と細部にルネサンス様式が見られる建造物で、1777年からオロモウツ大司教の邸宅となっていた。宮殿正面の庭園バロック様式で、17世紀半ばに建設されたもの。宮殿は1752年3月に大火に遭い焼け落ちてしまったが、再建されて芸術家宮殿ホールがつくられ、フランツ・アントン・マウルベルトシュとヨーゼフスターンが自分たちの作品を飾ったことをきっかけに、宮殿はすぐれた絵画のコレクションを収める場所として有名になった。◇英名はGardens and Castle at Kroměříž

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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