チェカ(その他表記)Cheka

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェカ」の意味・わかりやすい解説

チェカ
Cheka

ベチェカとも呼ばれる。「反革命サボタージュおよび投機取締り全ロシア非常委員会」の略称レーニンの率いるボルシェビキが権力奪取に成功した 1917年の十月革命の直後,12月 20日 (旧暦7日) に組織され,新政権に反対する政治,軍事闘争や,政府職員,労働者,農民のサボタージュなどを取締った秘察警察。国内戦が終了して新政権の基礎が固まるとともに,チェカの役割も変り,22年ロシア共和国内務人民委員部 (内務省) の管轄下の国家政治保安部GPU (ゲーペーウー) に改組された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「チェカ」の解説

チェカ
Cheka

1917年12月,成立まもないソヴィエト政権を反革命から守るために設けられた機構。「反革命・サボタージュおよび投機取り締まり全ロシア非常委員会」の略称
革命直後の内戦期には,陰謀の摘発や反革命派の銃殺など,非常手段を用いた,1922年廃止。後身が秘密警察(正式名は国家政治保安部,略称GPU)。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む