パベル(読み)ぱべる(その他表記)Ota Pavel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パベル」の意味・わかりやすい解説

パベル
ぱべる
Ota Pavel
(1930―1973)

チェコスロバキアのスポーツ作家、短編小説家。プラハ生まれのユダヤ人で、坑夫、スポーツ記者などを経験、スポーツをテーマとした記事を文学のレベルにまで高めた。1971年『美しい鹿(しか)の死』という同名の作品を含む短編集で文壇を驚嘆させたが、73年に自殺して、彗星(すいせい)のように世を去った。しかし、翌年刊行された『私はいかにして魚と出会ったか』という短編集で名声確立チャペック再来といわれる美しい文体、ユニークなテーマで知られる特異な作家である。

千野栄一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む