UKUSA協定(United Kingdom‐United States of America)に基づいた機密情報共有の枠組みの呼称。締結国が英国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国であることから「ファイブアイズ」と呼ばれ、通信傍受網で得た情報を分析・共有し安全保障に生かしている。1946年に米英が同協定のもととなる機密情報共有協定を締結し、50年代までにカナダ、オーストラリア、ニュージーランドが加盟した。2020年、影響力を強めている中国に対抗するため、トニー・ブレア元英首相の発言などにより、英国から日本に機密情報の共有拡大を働きかける動きが生まれ、これに対して河野太郎防衛相も意欲を示し、日本もファイブアイズに加盟または連携すべきという論調が報道を賑わせた。