ミニチュア版サッカー。1チーム5人で行い、国際大会の場合、タッチラインは40メートル、ゴールラインは20メートルと従来の約9分の1の広さのコートを使用。コートからボールが出ればキックインで再開し、オフサイドはない。1999年秋に、キックオフから直接得点できるなど、ルールの一部が改定された。競技人口は世界で700万人以上といわれる。ボールはサッカーよりひと回り小さく、弾みにくい。コートが狭く、人数も少なく、スライディングタックルなどの強い接触プレーは反則となるため、キック力などよりも、トラップや小さいパスなどの個人技が求められる。近年競技人口が急増、フットサル場も増えてきている。1996年2月には第1回全日本選手権が行われた。1999年3月にはマレーシアで第1回アジア・フットサル選手権が行われ(参加9か国)、日本は4位となった。1989年1月にはオランダでFIFA(国際サッカー連盟)主催の第1回フットサル世界選手権も行われた。第2回大会は1992年11月に香港(ホンコン)で行われ、以後世界選手権は4年に一度開催されている。2004年11月には台北(たいほく/タイペイ)で第5回大会が開催された。
[大下勇次]
2007年から日本フットサル連盟が日本初の全国リーグ「日本フットサルリーグ」を開催している。
[編集部]
『松崎康弘・須田芳正著、日本フットサル連盟監修『フットサル教本』(2002・大修館書店)』▽『日本サッカー協会審判委員会監修、松崎康弘著『フットサル・レフェリーズ』(2002・丸善)』▽『田中孝司監修『フットサル上達BOOK――シュートを決める!』(2004・成美堂出版)』
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(西部謙司 サッカージャーナリスト / 2007年)
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