一般廃棄物(読み)イッパンハイキブツ

共同通信ニュース用語解説 「一般廃棄物」の解説

一般廃棄物

可燃ごみや粗大ごみなど、日常生活において家庭や事業所から出るごみの総称原則として市区町村収集、処分する。災害廃棄物し尿も一般廃棄物に分類されるが、排出量は別に集計されている。事業者が産業活動の中で排出する廃油廃プラスチックといった20種類のごみは産業廃棄物に区別され、事業者の責任で処分する必要がある。2023年度の産廃の総排出量は約3億6725万トン。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一般廃棄物」の意味・わかりやすい解説

一般廃棄物
いっぱんはいきぶつ

1970年制定の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)の用語で,産業廃棄物以外の廃棄物をいう。家庭から出るごみや粗大ごみ以外に,糞尿も含まれる。また商店や飲食店,オフィス,学校など,家庭以外から出る廃棄物も,産業廃棄物として指定されたもの以外は一般廃棄物とされ,事業系一般廃棄物と呼ばれる。廃棄物処理法は,生活環境の保全支障がないように収集処理することを市町村に義務づけている。ごみ処理方法は焼却および埋め立てが大部分であるが,高分子化合物不燃物など処理困難な廃棄物が増加し,加えて最終処分のための埋立地の不足から,各地でごみ処理をめぐる紛争が発生しており,有効利用の方法を見つけて処分量を減らすいわゆる資源の再利用(→リサイクル)がはかられている。なお事業系一般廃棄物は原則として自分で処理することとされているため,許可を受けた処理業者に有料で処理を委託する方法をとっている。

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最新 地学事典 「一般廃棄物」の解説

いっぱんはいきぶつ
一般廃棄物

general waste ,municipal waste ,urban waste

廃棄物のうち法令で定められた産業廃棄物(産業活動によって発生する廃棄物。略して産廃)以外の廃棄物をいう。この場合,放射性物質およびこれによって汚染されたものは除かれる。

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参照項目:廃棄物の処理及び清掃に関する法律

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世界大百科事典(旧版)内の一般廃棄物の言及

【ごみ】より

…すなわち同法によると,廃棄物とはごみ,粗大ごみ,燃えがら,汚泥,糞尿,廃油,廃酸,廃アルカリ,動物の死体その他の汚物または不要物であって固形状または液状のもの(放射性物質およびこれによって汚染された物を除く)とされ,汚物に代わって廃棄物という新語が使われるようになったのである。同法では廃棄物をさらに2種に分け,事業活動に伴って生じた廃棄物のうち,燃えがら,汚泥,廃油,廃酸,廃アルカリ,廃プラスチック類など19種類の廃棄物を産業廃棄物,産業廃棄物以外の廃棄物を一般廃棄物と呼ぶことになった。したがって事業活動に伴って生ずる廃棄物でも前述の19種類以外の廃棄物は一般廃棄物とされているが,東京都清掃条例のようにこれを事業系一般廃棄物と呼ぶこともある。…

【廃棄物】より

…事業者は,その産業廃棄物をみずから処理しなければならないことになっている。産業廃棄物以外の廃棄物を一般廃棄物と呼び,市町村が原則として市町村の区域全域を対象として,一定の処理計画を定め,一般廃棄物の処理を行う。 〈廃棄物処理法〉による廃棄物の分類は,必ずしも処理,処分の技術上の観点からなされているわけではないため,次のようないくつかの問題が指摘されている。…

※「一般廃棄物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」