下手の横好き(読み)ヘタノヨコズキ

デジタル大辞泉 「下手の横好き」の意味・読み・例文・類語

下手へた横好よこず

下手なくせに、その物事をむやみに好み、熱心なこと。

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精選版 日本国語大辞典 「下手の横好き」の意味・読み・例文・類語

へた【下手】 の 横好(よこず)

  1. 下手なくせに好きで熱心であること。下手なくせにむやみにそれをすることを好むこと。
    1. [初出の実例]「へたのよこすきと云はあの人の事じゃ」(出典:波形本狂言・縄綯(室町末‐近世初))

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ことわざを知る辞典 「下手の横好き」の解説

下手の横好き

趣味などについて、下手にもかかわらず、むやみに好み、熱心なこと。

[使用例] 下手の横好きと言いますか、私は趣味のうちでは謡曲を第一としています。ずっと以前から金剛巖先生について習っていますが今もって上達しません[上村松園*青眉抄|1943]

[解説] 他人に対し下手なのにむやみに熱心だと批判的に用いるほか自ら謙遜していう場合もあります。

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