互生(読み)ゴセイ

デジタル大辞泉 「互生」の意味・読み・例文・類語

ご‐せい【互生】

[名](スル)植物の葉が、茎の一つの節に1枚ずつ方向をたがえてつくこと。ヒマワリなどにみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「互生」の意味・読み・例文・類語

ご‐せい【互生】

  1. 〘 名詞 〙 植物の葉が茎の各節に一葉ずつつく葉序サクラツバキなど。互生葉序。螺旋葉序。〔植学訳筌(1874)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「互生」の意味・わかりやすい解説

互生
ごせい

葉序、すなわち葉の配列様式の一つ。互生葉序ともいう。輪生(対生を含む)に対する用語。茎の一つの節に1枚の葉がつく様式をいう。普通の互生では茎の周りに葉が螺旋(らせん)状につくことになるので、この場合は螺旋葉序ともいう。対生葉序をもつ植物も多いが、互生葉序はもっとも広くみられる葉序である。互生葉序であっても、コクサギミカン科)など、特殊な配列様式をもっていて螺旋状でないものもある。

[原 襄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「互生」の意味・わかりやすい解説

互生
ごせい

葉序」のページをご覧ください。

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