井上敬三(読み)イノウエ ケイゾウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「井上敬三」の解説

井上 敬三
イノウエ ケイゾウ


職業
ジャズ・サックス奏者

専門
クラリネット,サキソフォン

本名
井上 慶三

生年月日
大正11年 11月3日

出生地
大阪府

学歴
陸軍戸山学校軍楽科〔昭和15年〕卒

経歴
昭和33〜51年広島大学講師、35年エリザベト音楽大学講師、51年広島文化女子短期大学講師を務め、広大時代にはジャズ奏者の坂田明を指導。傍ら、’70年代半ば頃から東京のジャズ・シーンに顔を出すようになり、以後積極的に若いミュージシャンと共演を重ねる。53歳でフリージャズのサックス奏者としてデビュー。昭和54年渡辺香津美のプロデュースにより「インティメイト」で遅いレコード・デビューを果たし、異色の遅咲きミュージシャンとして注目された。56年ドイツのメールス・インターナショナル・ニュー・ジャズ祭に招待される。平成3年ロシアのアルハンゲリスク・ジャズ祭に出演。スイング、モダンからフリーまでこなして好評を博した。ほかのレコードに「ボーイズ・ビー・アンビシャス!」など。

受賞
勲八等瑞宝章〔昭和48年〕

没年月日
平成14年 1月15日 (2002年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「井上敬三」の解説

井上 敬三
イノウエ ケイゾウ

昭和・平成期のジャズサックス奏者



生年
大正11(1922)年11月3日

没年
平成14(2002)年1月15日

出生地
大阪府

本名
井上 慶三

学歴〔年〕
陸軍戸山学校軍楽科〔昭和15年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲八等瑞宝章〔昭和48年〕

経歴
昭和33〜51年広島大学講師、35年エリザベト音楽大学講師、51年広島文化女子短期大学講師を務め、広大時代にはジャズ奏者の坂田明を指導。傍ら、’70年代半ば頃から東京のジャズ・シーンに顔を出すようになり、以後積極的に若いミュージシャンと共演を重ねる。53歳でフリージャズのサックス奏者としてデビュー。昭和54年渡辺香津美のプロデュースにより「インティメイト」で遅いレコード・デビューを果たし、異色の遅咲きミュージシャンとして注目された。56年ドイツのメールス・インターナショナル・ニュー・ジャズ祭に招待される。平成3年ロシアのアルハンゲリスク・ジャズ祭に出演。スイング、モダンからフリーまでこなして好評を博した。ほかのレコードに「ボーイズ・ビー・アンビシャス!」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上敬三」の解説

井上敬三 いのうえ-けいぞう

1922-2002 昭和後期-平成時代のジャズ演奏家。
大正11年11月3日生まれ。陸軍戸山学校軍楽科を卒業。戦後大阪でジャズを演奏し,広島大講師などをへて昭和50年53歳でサックス奏者としてデビュー。56年と59年ドイツのメールス-ジャズ祭にソロでまねかれ,ヨーロッパ各地で演奏。平成14年1月15日死去。79歳。大阪出身。本名は慶三。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android