全音符(読み)ゼンオンプ

デジタル大辞泉 「全音符」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐おんぷ【全音符】

音の長さを表す基礎となる音符二分音符の2倍、四分音符の4倍に相当する。

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精選版 日本国語大辞典 「全音符」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐おんぷ【全音符】

  1. 〘 名詞 〙 音の長さを表示する音符の中で基礎となるもの。二分音符の二倍に相当。
    1. [初出の実例]「最長音の音符は、之を全音符といふ」(出典:楽典初歩(1888)〈内田彌一訳〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「全音符」の意味・わかりやすい解説

全音符
ぜんおんぷ
whole note

音符の名称2分音符の2倍,4分音符の4倍の音価をもつ音符。以前音の長さまたは速さを示す基礎とされたブレビス半分にあたるので英語イタリア語ではセミブレーブ semibreve (ブレビスの半分) と呼ばれる。

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音楽用語ダス 「全音符」の解説

全音符 [whole note]

符尾のない白丸の音符。通常は4拍。2分音符の倍、4分音符の4倍の長さである。

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世界大百科事典(旧版)内の全音符の言及

【音符】より


[形態と各部分の名称]
 すべての音符は丸い符頭(たま)をもち,譜表上で符頭が占める位置によって音の高さを表示する。符頭には白いもの(全音符と2分音符)と黒いもの(4分音符以下)の2種類がある。全音符は符頭だけから成るが,2分音符以下の音符は符頭の上または下に付けられた符尾(棒)という垂直線をもち,8分音符以下の音符では符尾の末端に鉤(かぎ)(はた)が付けられる(図a)。…

※「全音符」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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