内在化(読み)ないざいか(その他表記)internalization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内在化」の意味・わかりやすい解説

内在化
ないざいか
internalization

心理学用語。内面化ともいう。心ないしパーソナリティの内部に,種々の習慣や考え,他人や社会規準価値などを取入れて自己のものとすること。十分に内在化 (内面化) されたものは,もはやほかから受入れたものとして感じられなくなる。子供発達過程で,両親周囲の人々ないし社会の習慣,考え,規準などを内在化し,やがてそれを自分のものとして行動する。精神分析上の超自我は両親のもつ規準の内在化したものとみることができる。 (→社会化 , 取入れ )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android