近畿以西で1月10日に行われる行事。えびす(戎・夷・恵比須)は本来漁業神であるが、東日本などでは農業神とも考えられ、旧暦10月20日と1月20日にえびす講がある。それに対して兵庫県西宮(にしのみや)市の戎社(西宮神社)の信仰圏では、市(いち)の日と結び付けたものか1月10日で、9日を宵(よい)戎、11日を残り戎という。大阪市の今宮戎神社では宝恵籠(ほえかご)といって、盛装した芸妓(げいぎ)たちがあでやかな練り込みをする。東京の酉(とり)の市(いち)と同様、ササに種々の縁起物をつるした福笹(ふくざさ)を売る。京都建仁(けんにん)寺や福岡市の恵比須(えびす)神社にも十日戎がある。
[井之口章次]
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...