ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「反射法」の意味・わかりやすい解説 反射法はんしゃほうreflection method 地震探査法の一つで,地下に存在する地層の物理的不連続面で反射された波動を利用する方法。反射波の強さは,反射面の両側の地層の密度と弾性波速度の積の比に比例するので,屈折法と異なり弾性波速度が上下の層より低い地層の検出も可能である。震源としては火薬の爆発が多く用いられているが,最近海上での探査には水中での放電,圧搾空気圧などが利用されている。反射波の受信記録は電気的フィルタを通して必要な周波数帯が取出され,自動制御によって適当な振幅に記録される。この記録の表示方式には波形表示,濃淡表示および面積表示などがある。石油,天然ガスの探査,海底の地質構造の探査のために用いられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by