同位体存在度(読み)ドウイタイソンザイド

化学辞典 第2版 「同位体存在度」の解説

同位体存在度
ドウイタイソンザイド
isotopic abundance

天然に存在する元素同位体組成を表す値.通常,同位体の原子数の割合百分率で表す.たとえば,天然の酸素は三つの同位体 16O,17O,18O からなり,その存在度は99.757%,0.038%,0.205% である.元素の同位体存在度は地球上どこでもほとんど一定だが,放射性同位体崩壊同位体効果によって,局所的にわずかな変動を示すことがある.最近,人工的に同位体の分離が行われた結果,同位体存在度の異常な試薬(Li,B,Uなど)が出まわっている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む