基準系(読み)きじゅんけい(その他表記)frame of reference

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「基準系」の意味・わかりやすい解説

基準系
きじゅんけい
frame of reference

物理現象はこれを観測する立場により異なって見え,異なった法則に従うことがある。観測や記述の基準とする立場を基準系という。基準系では現象の位置や時間を表わすために座標系を設定するので,基準系を基準座標系または単に座標系と呼ぶこともある。物体が慣性をもつとみなせる基準系を慣性基準系または慣性系といい,そうでない系を非慣性系という。ニュートンの運動方程式は慣性系で成り立つ運動法則であって,これに対し加速度をもつ基準系での運動方程式には見かけの力が加わる。あらゆる基準系 (または慣性系) において物理法則は同じ形式でなければならないという要請を一般 (または特殊) 相対性原理という。

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