天体の回転について(読み)てんたいのかいてんについて(その他表記)De revolutionibus orbium coelestium; On the Revolutions of the Celestial Spheres

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天体の回転について」の意味・わかりやすい解説

天体の回転について
てんたいのかいてんについて
De revolutionibus orbium coelestium; On the Revolutions of the Celestial Spheres

コペルニクス主著。全6編から成っていて,第1編で地球は球であって運動していることを示すとともに,球面三角法についての論述と星の表が記されている。第2編では黄道,第3編では歳差太陽視運動,第4編で月,第5,第6編で惑星について記している。出版されたのはコペルニクスの没年 (1543) であった。この本は,プトレマイオスの『アルマゲスト』に大成されていた天動説体系 (→天動説 ) に対して,地動説を提示した歴史的意義をもつものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む