宮脇愛子(読み)みやわきあいこ

百科事典マイペディア 「宮脇愛子」の意味・わかりやすい解説

宮脇愛子【みやわきあいこ】

彫刻家。静岡県生れ。日本女子大卒。文化学院阿部展也斎藤義重に学ぶ。1957年カリフォルニア大学留学。1959年初個展。1963年パリ・ビエンナーレ出品。抽象絵画制作後,金属彫刻へ展開。1970年代末より開始した,ワイヤー空中に張りめぐらす《うつろひ》シリーズで知られる。1986年作品集《うつろひ》出版。夫は建築家磯崎新。磯崎設計の岡山県奈義町現代美術館などにパーマネント・コレクションが設置されている。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮脇愛子」の解説

宮脇愛子 みやわき-あいこ

1929-2014 昭和後期-平成時代の彫刻家。
昭和4年9月20日生まれ。磯崎新(あらた)の妻。文化学院,カリフォルニア大でまなぶ。はじめは油彩画をえがくが,40年から金属やガラスをもちいた抽象彫刻を制作。ステンレス製ワイヤの円弧で作る「うつろひ」シリーズでしられる。56年ヘンリー・ムーア大賞展で特別優秀賞,57年土方定一賞など受賞多数。平成26年8月20日死去。84歳。静岡県出身。日本女子大卒。作品はほかに「Work」など。

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