射界(読み)シャカイ

デジタル大辞泉 「射界」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐かい【射界】

光の届く範囲。光のさす場所
「与三は角灯の―を避けて」〈木下尚江良人の自白
弾丸の届く範囲。射撃できる範囲。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「射界」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐かい【射界】

〘名〙
① 光のとどく範囲。光のさす場所。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉前「与三は角燈の射界(シャカイ)を避けて、横を向いて居るのである」
② 弾丸のとどく範囲。また、射撃のできる範囲。
東京朝日新聞‐明治三七年(1904)三月一一日「パサルギン岬半島、及ポスフォール海峡砲台の射界を避けたる位置より」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android