常時微動(読み)ジョウジビドウ(その他表記)micro tremors

関連語 徳治

最新 地学事典 「常時微動」の解説

じょうじびどう
常時微動

micro-tremors

人工的な原因で常時揺すられる地面微動のことで,当然その振幅都会ほど大きく,また夜は静かになる。この常時微動中に含まれる種々の波の卓越度を各周期について調べてみると,その曲線が地盤と密接な関係をもつことを発見したのは金井清らである。右図で,Ⅰ型は硬い岩盤で,Ⅱは硬い更新統,Ⅲは軟らかい沖積層,Ⅳは特に軟らかくて厚い沖積層の地盤で現れる。金井らは,東京都内をはじめ全国各地で常時微動の観測を行い,地盤の種別をこれで判定する方法を提案した。また震害との関係も研究した。参考文献K.Kanai(1961) Bull. Earthq. Res. Inst., Tokyo Univ., Vol.39:97

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改訂新版 世界大百科事典 「常時微動」の意味・わかりやすい解説

常時微動 (じょうじびどう)
micro tremors

ある程度高い倍率の地震計の記録を見ると,地面は常に振動していることがわかる。この振動を常時微動または雑微動という。常時微動のなかには,脈動といわれるやや長い周期のものと,交通機関,作業場,土木工事など人間の活動が原因の周期が1秒よりも短いものがある。短周期の微動は風,滝など自然の原因によるものもあり,狭い意味では脈動以外の短周期の微動を常時微動という。市街地などで記録される常時微動は,きわめて多数の発生源から出た実体波,表面波が重なり合ったもので,このような微動の振幅・周期は測定地点の地盤とある程度の関係がある。高感度の地震計を設置するためには,常時微動がなるべく少なくなるよう,人里離れた山奥の岩盤を選ぶとか,横穴トンネル)あるいは縦穴(深井戸)を掘る必要がある。
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