排除体積効果(読み)ハイジョタイセキコウカ

化学辞典 第2版 「排除体積効果」の解説

排除体積効果
ハイジョタイセキコウカ
excluded volume effect

排除体積のために分子間に生じる現象を排除体積効果という.分子間では,引力斥力の釣り合いで分子間距離が決まるが,引力と斥力が同一の場合には,排除体積効果はなくなる.高分子の場合には,長い鎖状であるため,溶液中では糸まり状の形をして広がっている.この高分子鎖の広がりは,排除体積を考慮するとより広がった構造をとる.高分子鎖の広がりは,溶媒温度にも依存する.高分子鎖にはたらく引力と斥力が等しくなる場合には,高分子鎖の広がりはガウス分布を示し,第二ビリアル係数が0になり,排除体積効果が消える.このような排除体積効果が消える温度(および溶媒)を,θ温度(溶媒)またはフローリー温度(溶媒)とよぶ.θ温度は気体におけるボイル温度に相当する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む