極地探検(読み)きょくちたんけん(その他表記)polar exploration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「極地探検」の意味・わかりやすい解説

極地探検
きょくちたんけん
polar exploration

北極地方や南極大陸で行われた探検。きびしい極地性気候をおかして行われる極地探検は,元来,航路の開発,捕鯨地域の開拓などが目的であったが,19世紀後半以来,激しい極点到達競争に変容し,北極点はアメリカの R. E.ピアリーによって 1909年4月6日北緯 89°57′まできわめられ,事実上の一番乗りとなった。南極点をめぐる R.アムンゼンと R. F.スコットの競争は,アムンゼンが 11年 12月 14日到達し無事帰還したのに対し,スコットは翌 12年1月 17日と遅れ,しかも帰路凍死という悲劇を招いた。以後の極地探検は,むしろ軍事上の目的,領土的野心が露骨となった。日本の白瀬矗中尉の南極探検もそのような意図で行われた。第2次世界大戦後,57~58年の第3回地球観測年を機に,共同観測地域になったので,さらに探検目的は変容し,再び研究またはスポーツ的なものとなった。

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