標茅原(読み)シメジガハラ

デジタル大辞泉 「標茅原」の意味・読み・例文・類語

しめじ‐が‐はら〔しめぢ‐〕【標茅原】

栃木市北方にあった野原。[歌枕
「なほ頼め―のさせもぐさわが世の中にあらむかぎりは」〈新古今・釈教〉

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精選版 日本国語大辞典 「標茅原」の意味・読み・例文・類語

しめじ‐が‐はらしめぢ‥【標茅原】

  1. [ 1 ] 栃木県栃木市北部から都賀(つが)町にかけてひろがる野。歌枕。
    1. [初出の実例]「清水寺観音御歌 猶たのめしめちか原のさしも草我世中にあらむ限りは」(出典:袋草紙(1157‐59頃)上)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 現世。世の中。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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