気は心(読み)キハココロ

デジタル大辞泉 「気は心」の意味・読み・例文・類語

こころ

額や量は少ないが、真心をこめているということ。贈り物をするときなどにいう言葉。「気は心ですから、少しだけ値引きします」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気は心」の意味・読み・例文・類語

き【気】 は 心(こころ)

わずかでも気のすむようにすれば心も落ち着くこと。量は少なくとも誠意一端を示すこと。贈物などをする時に用いる。
※俳諧・武玉川(1750‐76)九「出代りや三粒降ても気は心」

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ことわざを知る辞典 「気は心」の解説

気は心

たとえわずかなことでも人に尽くしたと思えば心も落ち着く。また、ちょっとしたことでも誠意は示すことができ、相手にも気持ちが通じる。

[使用例] だってお姉さまは今日のお料理をお引き受けになったでしょ、一番お得意のことをなさるんですもの、私だって私の一番得意のことをしたいのよ。やっぱり気は心だわ[森本薫*女の一生|1946]

[類句] ちりを結んでもこころざし

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