水素自動車(読み)スイソジドウシャ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水素自動車」の意味・わかりやすい解説

水素自動車
すいそじどうしゃ
hydrogen-fueled car

ガソリンなどの代わりに水素を燃料として走る自動車。排気中に炭素酸化物窒素酸化物炭化水素などのない無公害自動車として注目される。燃料用水素の車載法として,液体水素を高圧容器詰めする方式には安全性に難点があるので,水素吸蔵合金に吸蔵させる方式が有力視されている。日,独,米などで吸蔵方式の試作車が走行テストされているが高速加速性に問題がある。現状では燃料コストがガソリンの2倍近いので,実用化には水素を低コストで量産する技術の開発が必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む